日付: 2025年10月27日(月)| 12:20 PM GMT
暗号資産市場全体は週末からのポジティブな勢いを維持しており、Bitcoin(BTC)とEthereum(ETH)はともにグリーンで取引され、過去24時間でそれぞれ+1.50%上昇しています。この継続的な強さは、プライバシー重視の主要な暗号資産であるMonero(XMR)を含む複数のアルトコインに対する楽観的な見方を後押ししています。
XMRは本日もグリーンで小幅な上昇を見せていますが、価格動向以上に注目すべきは、そのテクニカルチャート構造であり、今後のセッションで大きな強気ブレイクアウトの可能性を示唆しています。
出典: Coinmarketcap 逆三尊パターンが形成中
日足チャートでは、XMRは明確な逆三尊(インバース・ヘッド・アンド・ショルダー)パターンを形成しています。これは、ネックラインを上抜けた際に弱気から強気へのトレンド転換を示唆するクラシックな強気リバーサルフォーメーションです。
このパターンは、典型的な左肩、頭、右肩の構造を持っています。パターンの「頭」は、XMRが200日移動平均線(MA)付近の$281まで下落した際に形成され、そこで強いサポートを得て反発を開始しました。それ以降、買い手が着実に価格を$342付近まで押し上げてきました。
Monero(XMR)日足チャート/Coinsprobe(出典: Tradingview) 現在、XMRは$344から$357の間にある重要なネックラインレジスタンスゾーンに接近しています。このエリアは過去にも障壁として機能しており、ここを明確に上抜けることができれば、新たな強気フェーズの引き金となる可能性があります。
XMRの今後の展望は?
Moneroが$344~$357のネックラインを明確に上抜けてクローズし、その後リテストで動きを確認できれば、逆三尊パターンからの計測ターゲットは約$482付近となります。
この動きは、ブレイクアウトポイントから約40%の上昇を意味し、パターンが示唆するフォローアップの可能性と一致します。
ただし、確認が重要です。強いブレイクアウトキャンドルと、その後のネックライン上での持続的な取引がこのセットアップを裏付けるために不可欠です。これができなければ、XMRは明確なトレンドが現れるまで現在のレンジ内での推移が続く可能性があります。




