サークルは2025年のIPO計画を積極的に追求している

ステーブルコイン発行者のサークルは、2025年にウォール街での新規株式公開（IPO）を目指して積極的に計画を進めており、本社を移転する予定です。サークルは今年1月に米国証券取引委員会にIPO申請を提出し、承認待ちの状態です。サークルは、ステーブルコインUSDCの市場地位を強化するため、最近ブラジルとメキシコの国家決済システムとUSDCを統合し、両国の企業が国際送金を必要とせずに、現地の金融機関を通じてリアルタイムでUSDCにアクセスできるようにしました。これにより、国境を越えた取引の決済が迅速化されます。サークルの拡大にもかかわらず、その市場シェアは依然としてテザー（USDT）に抑えられており、現在テザーは市場の70%以上を占めているのに対し、USDCは20%です。一方、テザーはPayPalのブロックチェーン事業の規制関係責任者であったジェシー・スピロを雇用し、政府関係チームをさらに強化しています。サークルの一連の動きは、特に急成長しているデジタルドルエコシステムにおいて、ステーブルコイン市場での競争力を高めることを目的としています。